せんえつながら。

ぼのぼのレビュー。フロンターレと、読書と、散歩と、エトセトラ。

晴れ晴れ~横浜・F・マリノス戦~

代表戦があった関係で、2週間ぶりの公式戦。

1stステージも佳境となり、絶対にとりこぼしてはいけない今節の対戦相手は、同じ神奈川をホームタウンとする横浜・F・マリノス

神奈川ダービーです。

 

スタジアムには、46000人を超えるたくさんのサポーターがかけつけていました。

 フロンターレサポーターもアウェイながらかなり足を運んでいるようで、上階まで席が埋まっていましたね。

この雰囲気の中で、ぜひとも勝利をつかみとってほしい。

 

 

さて、試合結果。

2-0で勝利。前半は圧倒的に支配し、文句ない試合展開。後半は主導権を握られる時間帯が長く続くも、要所要所でしっかり守り抜き、しぶとくPKで追加点。こういう勝ちきり方が今シーズンは本当に多いです。強い。

 

では、僭越ながら、試合のポイントを2つほど。

大久保嘉人のチャンスメーク

今まで、大久保嘉人が低い位置まで降りてくる試合というのは、「前線までボールが運ばれてこないから、仕方なく下がって触る」といったケースがほとんどだったと思います。いってみれば、ネガティブなポジションチェンジです。

でも、この試合は、むしろポジティブなポジションチェンジ。大久保嘉人が下がることで生まれたスペースを小林悠、ノボリがうまくつかい、攻撃の厚みをつくっていました。

いやはや、そこに出す大久保嘉人もすごいですよね。視野が広いし、パスの精度も非常に高い。どこかの代表監督はゴール前でしか仕事のできない選手だとかなんとかいっていましたが、全然そんなことないと思います。得点もとれるし、組み立てにも参加でき、前線ならどこでもできる選手だと思います。

○両ウイングの安定感

攻撃は圧倒的、あとは守備だけだといわれ続けてきたフロンターレ。そして、今シーズンはその守備が劇的に改善され、躍進を続けています。まぁ、そうなると、当然新加入の守備陣がクローズアップされることが多いですよね。

でも、個人的には、両ウイングの安定感も忘れてはならないと思います。車屋、エウシーニョが豊富な運動量で、攻守両面に貢献してくれています。いわゆる「水を運ぶ」作業ですね。この試合でも、車屋はピンチの芽をつみ、エウシーニョは走り回り、役割を全うしていました。2人とも今のフロンターレには欠かせない存在だと思います。

 

 

この試合後に行われた浦和と鹿島の直接対決で浦和が敗れたため、浦和との勝ち点差は7に。暫定首位の"暫定"が外れたといってもよいでしょう。

世間は梅雨入りしましたが、ついにモヤモヤが晴れました。晴れ晴れ。

 

フロンターレは1stステージ自力優勝が可能となり、もうここからは他チームどうこうという話ではなくなりました。

あと二つ勝てば、間違いなく決まりです。

気を引き締めて、大事に戦ってほしいですね。

 

 

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